FXとは?初心者向けに仕組み・リスク・始め方を分かりやすく解説
FXとは?初心者向けに基礎知識をわかりやすく解説

FX(外国為替証拠金取引)は、円や米ドルなどの通貨を売買し、為替レートの変化による利益を目指す取引です。
レバレッジを利用すれば少ない資金でも大きな金額を取引できますが、相場の変動によって利益だけでなく損失が発生する可能性もあります。
取引できる時間は、日本時間の月曜日早朝から土曜日早朝までの平日で、ほぼ24時間にわたり世界中の投資家が参加しています。
ここでは、FX初心者にも理解できるように、基本的な仕組みや特徴、注意すべきリスク、取引開始までの手順を解説します。
FXとは?動画で学べる初心者向け入門講座
FXに関心がある方や、これから取引を始めたい初心者に向けた内容です。
外国為替証拠金取引の仕組みを、約5~15分の動画でわかりやすく説明します。
FXを始めたいものの方法がわからない、何から勉強すればよいか迷っているといった悩みを、基礎から順番に解消できます。
Vol.1
?「FXの基礎入門」(12分30秒)
初心者が知っておきたいFXの基本をわかりやすく紹介します。
Vol.2
?「FXの注文方法」(11分21秒)
FXで利用する注文方法を初歩から詳しく解説します。
Vol.3
?「ローソク足の見方」(13分40秒)
FXのチャート分析に用いられるローソク足について説明します。
Vol.4
?「トレンドラインの使い方」(10分53秒)
チャート分析で利用するトレンドラインを詳しく解説します。
FXとは?初心者にもわかりやすい取引の仕組みと特徴
FX(外国為替証拠金取引)の基本
FXがどのような取引で、どのような仕組みによって利益を目指せるのかを確認していきましょう。FXを代表する特徴である「レバレッジ」についても説明します。
▼FXという言葉の意味
FXはForeign Exchange(外国為替)の略称です。日本円を米ドルへ両替するように、ある国の通貨を別の国の通貨へ交換することを表しています。日本では「外国為替証拠金取引」とも呼ばれ、取引金額の一部にあたる証拠金を預けることで外国為替を取引できる点が特徴です。つまり、少ない資金でより大きな金額を取引できる仕組みであり、これを「レバレッジ効果」と呼びます。レバレッジについては後ほど詳しく解説します。
FXは金融商品取引法の対象となる金融商品です。FXサービスを提供するには、金融庁の審査を受けて登録された事業者である必要があります。
▼FX取引が成り立つ仕組み
投資経験がない方はFXに難しい印象を持つことがありますが、異なる国の通貨を交換するという基本的な考え方は、海外旅行で行う外貨両替と同じです。為替レートが予想した方向へ変化したときに再び交換すると、「為替差益」を得られる場合があります。FXでは、外貨を売買して価格差による利益を目指します。このように、通貨を実際に受け渡さず売買価格の差額を精算する仕組みを「差金決済」と呼びます。

海外旅行でも、出発前に交換した外貨を帰国後に日本円へ戻す際、円安が進んでいれば為替レートの変動分だけ受け取れる円が増えます。反対に円高になっていれば、戻ってくる日本円は少なくなります。
FXも同様に、為替レートの変化を利用して利益を目指します。例として、1ドル=100円のときに10万円を1,000ドルへ交換し、その後、1ドル=110円になった時点で日本円へ戻す場合を考えてみましょう。
これは、米ドルに対する日本円の価値が10円下がり、円安が進んだ状態です。この時点で1,000ドルを日本円へ戻すと、11万円を受け取れます。ドル高・円安によって、1万円の「為替差益」が生じたことになります。これがFXで為替差益を得る基本的な仕組みです。

FXでは、必ず2つの国の通貨を組み合わせて取引します。「米ドルと日本円」や「ユーロと日本円」など、取引対象となる2通貨の組み合わせを「通貨ペア」といいます。
▼FXで狙える2種類の利益
FXで得られる利益には2つの種類があります。1つ目は「為替差益」で、「キャピタルゲイン」とも呼ばれます。前述したように、為替レートが安いときに買い、高くなったときに売ることで、その差額が利益になります。

2つ目は「スワップ収益」で、「インカムゲイン」と呼ばれる場合もあります。スワップ収益は金利に似た仕組みで、低金利国の通貨を売り、高金利国の通貨を買うことによって得られます。
たとえば、金利10%のA国と金利1%のB国の通貨ペアがあるとします。低金利であるB国の通貨を売り、A国の通貨を買うと、両国の金利差である9%が収益になります。為替レートの上昇や下落とは別に、高金利通貨を保有していることで日々スワップ収益が発生します。
ただし、高金利国の通貨を売って低金利国の通貨を買う場合は、毎日スワップポイントを支払う可能性があるため注意が必要です。

図の例では、金利が高いA国の通貨を買い、金利が低いB国の通貨を売ることでスワップポイントを受け取れます。
1日あたりに得られるスワップポイントの金額は、利用するFX会社によって異なります。
▼FXの代表的な特徴である「レバレッジ」
FXには「レバレッジ」という仕組みがあり、少ない資金で大きな取引を行えます。レバレッジはFXの大きな魅力の一つです。
たとえば、1ドル=100円のときに1,000ドルを購入する場合、本来は10万円が必要です。一方、FXでは取引金額の25分の1にあたる資金から取引できます。そのため、1,000ドル分であれば4,000円から取引できる計算です。
10万円の資金があれば25,000ドルを取引できるため、為替差益やスワップポイントが発生した際の収益も大きくなる可能性があります。レバレッジがなく、手数料も比較的高い外貨預金と比べると、資金を効率的に活用できます。
FXにはこのほかにも、価格が下落する局面でも利益を狙えることや、外貨預金などと比べて取引コストが低いことなどの特徴があります。
レバレッジについて詳しく知る
円高・円安について詳しく知る
スワップポイントについて詳しく知る
外貨運用でFXが選ばれる理由

▼平日はほぼ24時間取引できる
FXの取引市場は世界各地にあるため、土日とメンテナンス時間を除き、平日はほぼ24時間取引できます。主な市場には、それぞれ次のような特徴があります。
ウェリントン市場
日本時間の朝7時に、前夜から開いていたニューヨーク市場が終了すると、新しい取引日が始まります。最初に開くのがウェリントン市場です。ニューヨーク市場の終了後に始まるため、1日の中では取引参加者が比較的少ない市場です。
東京市場
東京市場では、日経平均株価や日本企業による実需取引の動向が意識されます。特に取引が活発になりやすいのは、東京市場の仲値が決まる日本時間午前9時55分までです。株式市場が後場となる12時30分以降は、為替取引が落ち着き、値動きが小さくなる傾向があります。
ロンドン市場
東京市場からロンドン市場へ移る時間帯は、強いトレンドが発生しやすいとされています。豊富な取引量を背景に欧州通貨ペアの値動きが大きくなり、東京時間とは反対方向へ相場が動くこともあります。
NY市場
日本時間の21時、冬時間では22時になるとNY市場が始まります。この時間帯には世界経済へ大きな影響を与える経済指標が発表されるほか、NYダウ、債券、商品、金利などもさまざまな材料によって大きく変動します。
値動きが激しく、相場を動かす要因も多いため、取引時に確認すべき情報がわかりにくくなることがあります。他市場と比較すると、取引の難易度はやや高いと考えられます。
FXの取引時間帯について詳しく知る
自分に合うのはどれ?タイプ別のFX運用スタイル
FXを始める際には、どの程度の資金を使うべきか、ほかの投資家がどのように運用しているのか気になることもあるでしょう。
生活スタイルに合わせた投資方法を紹介します。
▼初心者向けの取引スタイル
FX初心者2人が取引を始めた理由や目的、実際に行っている取引方法を確認できます。
\中級者・上級者向けの取引タイプも紹介/

詳しくはこちら
口座開設からFX取引を始めるまでの手順
FXを始める際の流れを、口座開設から実際の取引まで4つのステップに分けて説明します。
1.FX会社を選ぶ
FX会社ごとにサービスの特徴が異なり、スプレッドやスワップポイント、各種手数料にも違いがあるため、十分に比較する必要があります。
自分の取引スタイルに適した会社を選びましょう。短期的な為替差益を狙うスキャルピングやデイトレードを頻繁に行う場合は、スプレッドが狭く取引コストの低い会社が適しています。一方、中長期のスイングトレードやスワップポイントによる収益を重視する場合は、対象通貨ペアのスワップが高い会社を選ぶことで収益を増やせる可能性があります。
2.取引口座を開設する
手続きは会社によって異なりますが、みんなのFXではパソコンやスマートフォンからオンラインの申込フォームへ名前や住所などを入力し、本人確認書類とマイナンバー確認書類をアップロードまたは郵送すると申し込みが完了します。店舗へ出向いて申込書を記入するような手続きは基本的に必要なく、オンラインで口座開設を進められます。
3.取引資金を入金する
みんなのFXの口座へ入金する方法には、ネットバンキングを利用して24時間手続きできる「ダイレクト入金」と、FX会社が指定する銀行口座へ振り込む方法があります。
4.FX取引を開始する
口座への入金が反映されれば、取引を始められます。
FX会社によって取引画面の操作方法が異なり、取引ツールの設定が必要になる場合もあるため、事前にトレード環境を整えておきましょう。
口座開設までの流れについて詳しく知る
取引前に理解しておきたいFXのリスク
ここではFX取引に伴うリスクを説明します。メリットだけを見て口座を開設し、十分な知識を持たずに取引を始めると失敗する可能性があります。取引前に、どのようなリスクがあるのかを確認しておきましょう。

▼レバレッジは損失も拡大させる
FXではレバレッジによって少ない資金から大きな利益を狙える一方、判断を誤るとロスカットが行われ、預けた資金を失ったり、大きな損失が発生したりするおそれがあります。ただし、投資資金に対して過度なレバレッジをかけず、大きすぎるポジションを持たないことでリスクを抑えられます。実効レバレッジを何倍に設定するかを考え、適切に管理することが重要です。
レバレッジを利用した取引のポイント
▼ロスカットが行われる場合がある
ロスカットとは、決済前の損失である含み損が一定水準に達した際、保有中のポジションを自動的に強制決済する仕組みです。
FX会社による強制決済ではなく、投資家自身の判断でポジションを決済することは「損切り」と呼ばれます。
ロスカットを避ける方法には、次の2つがあります。
1.FX口座へ追加の資金を入金する
2.保有しているポジションの一部を決済する
いずれの場合も適切な資金管理が欠かせません。
みんなのFXのロスカットについて詳しく知る
▼為替レートや金利の変動で損失が発生する
FXでは、重要なニュースによって対象通貨ペアの為替レートが急変することがあります。また、取引対象国の政策金利が急激に上昇または低下すると、スワップポイントも大きな影響を受けます。予想と反対方向へ相場が動いた際に損失を抑えるためには、損切りを徹底することが大切です。
逆指値注文を活用して損失の拡大を防ぐ
▼取引が成立しにくくなる可能性がある
米ドル/円のように経済規模の大きな国同士の通貨ペアは、世界中に多くの取引参加者がいるため、売り手や買い手がいなくなって取引できなくなる可能性は低いと考えられます。
一方、経済規模が小さく、国内情勢が不安定な国の通貨では、売り手や買い手が減少して流動性が著しく低下し、取引が成立しにくくなるリスクがあります。FXを初めて取引する場合は、米ドル/円などの流動性が高い通貨ペアが選択肢になります。
FX初心者向けの通貨ペアについて詳しく知る
▼スリッページが発生する
為替レートは常に変化しており、重要なニュースや大口投資家の注文状況などによって瞬間的に大きく動く場合があります。そのような状況で成行注文を出すと、画面に表示されていた価格とは異なる不利なレートで約定することがあります。このように、注文時に指定したレートと実際に取引が成立したレートとの差をスリッページといいます。
注文時に許容できる価格変動の範囲をあらかじめ設定しておくことで、スリッページによるリスクを軽減できます。
スリッページについて詳しく知る
▼システムや通信の問題で取引できない場合がある
利用しているパソコンやスマートフォン、インターネット回線の状態によって取引画面へ接続できなくなることがあります。また、FX会社側のシステム障害によって売買できなくなる可能性もあります。
FX取引に役立つコンテンツ
「みんなのFX」では、さまざまな情報コンテンツを提供し、個人投資家の取引を支援しています。
・X(旧Twitter)
みんなのFXの公式Xです。為替ディーラーが現在の相場状況について発信しています。
・YouTube
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・FXレポート
為替レートへ大きな影響を与える可能性があるニュースやイベントを日々配信しています。
・経済指標カレンダー
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・リアルタイム為替チャート
みんなのFXで取り扱う全通貨ペアについて、分足、60分足、日足の動きを一覧で確認できます。全体を確認し、値動きが大きい通貨ペアを選んで取引する方法も考えられます。
・用語集
意味がわからない専門用語があるときに検索できます。
・証拠金シミュレーション
通貨ペア、為替レート、レバレッジ倍率、取引数量などを入力すると、必要証拠金とロスカット価格の概算を確認できます。
・実効レバレッジシミュレーション
投資資金や取引数量などを入力することで、実効レバレッジの倍率を確認できます。
デモトレードでFXを体験
取引画面の操作に不安がある方に向けて、みんなのFXではWebトレーダーを使って練習できるデモトレードを用意しています。
本番と同じ取引画面と配信レートを利用できるため、実際に資金を使って取引する前に各機能を試し、通貨ごとの値動きの特徴を確認できます。
※デモトレードはパソコンからのみ利用できます。利用する際はパソコンからアクセスしてください。